めっちゃ蜂蜜なのに超上品！ゲランの新作「タバコハニー」のレビュー

こんにちは！香りの処方せんブログです。

今回は「GUERAIN」の「TABACCO HONEY」についてレビューです！

読み方はゲラン タバコハニー、今回はいつもより難易度低めですね。笑

ゲランは多くの香水ファンから絶大な人気を誇り、バリエーションに富んだ高品質の香水ラインナップが特徴です。

今回ご紹介するタバコハニーは、その中でも最も素材や品質にこだわったシリーズ「ラール エ ラ マティエール」の最新作。

2023年9月に発売されたばかりの香水です。

ゲラン気になるんだよね。。他の人と被らない香水がほしい！という方はぜひ試してみてください！

ゲランってどんなブランド？

ゲランは1828年にフランスのパリ、リヴォリ通りに調香師の「ピエール フランソワ・パスカル・ゲラン」によって創業されました。

香りのプロである調香師に創業されてから、約200年の長い歴史の中でずっと香水をメインに作り続けているブランドです。

2000年代に入るまでは一族以外でゲランの調香師になることはできず、代々その調合方法を一族内だけで受け継ぐ形で、こだわりの詰まった門外不出のレシピが守られてきました。

有名な調香師が一代で築き上げる技術だけでも真似できないのに、それが何代にも渡って受け継がれてきたため、その香りの完成度は言うまでもありません。

これらの香水が、当時のナポレオン皇室紋章でもあった蜂のシンボル付きの「ビーボトル」に入れられ、「皇室御用達調香師」であった当時から変わらず愛され続ける高級フレグランスブランドです。

使ってみた感想は？

実際に使ってみて驚いたのは、最初にめちゃくちゃ濃厚な蜂蜜の香りがすること。

本物の濃厚なはちみつを口に含んでいるくらいの濃度で感じます。

そこに圧倒されていると、徐々に奥の燻したような香ばしさが立ってきて、マイルドで大人びた甘さに変わっていきます。

タバコの葉、トンカビーン、アニス、クローブ、セサミが成分として入っているので、はちみつの甘さがスパイスの香りで中和され、一気にかっこよく上品な印象になります。

そのまま大きく香りは変化せず、少しずつはちみつのとろみが落ち着いて、肌に馴染んでいきます。

だんだん尖った強い印象が減って、優しい紳士らしさが増していくような香りです。

ラール エ ラ マティエール ⋅ タバコ ハニー – オーデパルファン | GUERLAIN ゲラン

危険なまでにセンシュアルな素材「タバコ」。タバコアコードがハニーという対照的な素材との出会いによって、その最も美しいファセットを現します。禁断のタバコアコードにハニーの黄金の輝きを吹き込むことで、相反する2つの素材が香りの化学反応を起こします。デリシャスなアンバーノートを基調としたタバコアコ

www.guerlain.com

↑公式サイト

都市部の一部店舗と公式サイトでしか取り扱いしていないそうです。※2023年10月時点

オススメの付け方！

とにかく濃厚なハニーが特徴の香水なので、つけ過ぎると当然甘ったるくなってしまいます。

一番のオススメは「くるぶし」です。

香りが強く、つけ始めは周囲への影響が大きいので、できるだけ体の中心から離れた「遅れて香ってくる」くるぶしにつけましょう。

そうすると遅れて香るハニーと一緒に、隠し味のように入っている香りをそれぞれ楽しむことができ、何種類もデザートを食べているような幸せな時間を演出してくれます。

気をつけてほしいのは、つけてすぐ飲食店にいくのはNGなこと。

朝つけてディナーとかならいいですが、4時間はしっかり香ってますので、つけるタイミングとご飯のタイミングには細心の注意を払いたいところです。

この手の香水のつけ方のコツについて、別の記事でご紹介しているので気になる方はそちらも読んでみてください！

余談ですが、この香水はドライダウン(残り香、ベースノートのタイミング)のときに他の香水を重ねづけするのが超オススメです。

フローラル、ウッディ、スパイシーなどなど、どんな種類の香水と合わせても華やかに立体感を出してくれ、一段階香りの魅力を深めてくれます。

香水をたくさん持っている上級者は一度試してみてください！

まとめ

今回は長い歴史が凝縮された高級香水「ゲラン」の新作「タバコハニー」についてレビューしました。

どんどん新作が出るので、どんどん試してみたくなるのが人間の性というものですね。

際限なく買うのはお値段が張りますが、お店で一度試すだけでも楽しい時間を過ごすことができます。

甘い香水を探している方は、オススメの甘い香水を他にもいろいろレビューしているので、そちらも覗いてみてくださいねー！

皆さんも、気になるブランドや香りがある場合は一度お店に足を運んでみてはいかがでしょうか。

ではまた！