こんにちは!香りの処方せんブログです。
今回は、お店で「こんな香りを探してます」とか友達に「あれはこんな香りだったよ」とか説明したいけど、うまく言葉が出てこない!という方のための記事です!
香りの歴史は遡ればかなり古いですが、実は香りを完璧に表現する言葉はありません。
そこで、他の人と香りを共有する時は「全員がイメージしやすい言葉」を借りることで、相手にも香りをイメージしてもらう、というのが一般的です。
今回は他の人に伝わりやすい分類方法とその説明内容をまとめたので、「うまく伝わらない、、、」と悩んでいる方は参考にしてみてください!
香りを表現するには?
まず初めに、なんでもいいので香りを一度イメージしてみてください。
「甘い」「酸っぱい」「緑っぽい」「土っぽい」など色々な言葉が浮かんでくると思いますが、どの言葉も香りを他のイメージと結び付けて表現しています。
香りは他の五感と脳に伝わる経路が違うためだと考えられていますが、なぜか香りを表現するときだけ全員が100%同じ理解をできる言葉というものはない、というのが現状です。(そんな言葉があれば革命的ですね)
ただ、「おばあちゃん家のにおい」とか「柔軟剤のにおい」といった風に、絶対に人によって違うのに頭の中でパッと香りが浮かぶような言葉があります。
香りの分類というのはまさにこれをうまく使って、全員がパッとイメージできるような「一般的」な香りを表現します。
調べると様々な香りの表現や分類が出てきますが、今回はこれだけ押さえていたら相手に香りを伝えられる、一番シンプルなものを選びました。
香りの分類
フローラル系
彩り豊かなお花畑を連想させる華やかな香りです。
香りの王様であるローズをはじめ、嗅ぐと心まで満たされる上品な華やかさの中に、少しだけ蜜のような甘さを含んでいるのが特徴です。
好みの分かれる濁りやエグみといったものが少なく、嗅いだ人を幸せな気分にしてくれます。
いわゆる「柔軟剤の香り」でイメージするのはこのフローラル系ですね。
作者のイメージカラーは白・ピンクです。
例)ローズ、ジャスミン、ゼラニウムなど
柑橘系
シトラス系とも呼ばれ、ミカンやオレンジなどの柑橘系の果物を連想させる香りです。
食べた時の味に近い香りがし、ほとんどの人が一番分かりすい香りだと思います。
酸っぱさと果物ならではの甘さを含んだ香りで、嗅ぐと爽やかな気分になります。
作者のイメージカラーは黄・オレンジです。
例)ベルガモット、グレープフルーツ、オレンジスウィートなど
スパイス系
香辛料のような香りで、しびれや辛みを連想させる刺激の強い香りです。
ものによって全然香りが違いますが、独特の風合いがあり嗅ぐと味をイメージできるのが特徴です。
好みは少し分かれますが、料理と同じく香りのスパイスとして少量入れることで深みがグッと増します。
作者のイメージカラーは黒・赤です。
例)ジンジャー、シナモン、カルダモンなど
オリエンタル系
一番表現の難しい香りで、南国や東南アジアのような温暖な地域の暑い夜を連想させる香りです。
エキゾチック系とも呼ばれ、官能的で深く甘みのある香りは、嗅ぐと胸にグッと拡がるような濃厚さが特徴です。
神秘的な香りのため古くから世界中で神事の際に用いられたり、今でも結婚初夜の部屋に用いる風習が残る地域もある、「大人の香り」という側面を持ちます。
作者のイメージカラーは青・紫です。
例)イランイラン、サンダルウッド、パチュリなど
ウッディ系
その名の通り、木を連想させる香りです。
木材のような「木」本来の香りとスッキリとした清涼感が特徴で、香り自体は多様ですがどれも森林浴をしているような心落ち着く優しい香りをしています。
集中力UPやリラックス、眠気覚ましなどの効能があり、自分の世界に没頭したい時には最適です。
作者のイメージカラーは茶・緑です。
例)ティーツリー、ユーカリ、パインなど
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世界的に見ても特に「入浴」という習慣が根付いている日本では、その習慣にかける時間は毎日10分~1時間程度と、少なくないウェイトを占めているのではないでしょうか。
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ハーバル系
ハーブや薬草を連想させる香りです。
実際にそれらの原料となる植物から得られることが多く、スーッと鼻を抜けていく清涼感と少しの緑臭さや土っぽい香りが特徴です。
鼻にツンとくるため、感じ方によっては個人差が大きい香りでもありますが、気分をリフレッシュしてくれ気持ちが軽くなります。
作者のイメージカラーは黄緑・水色です。
例)スウィートマジョラム、スペアミント、ローズマリーなど
樹脂系
厳かな遺跡や、大地を連想させる香りです。
バルサム系とも呼ばれ、木の樹脂から得られる香りは重厚感のある甘みと優しさが特徴です。
香りが揮発しにくく単体では強い香りはしませんが、他の香りに少し混ぜることで角が取れて優しく感じたり、香りが長く持続する効果があります。
作者のイメージカラーはグレー・肌色です。
例)ミルラ、ベンゾイン、フランキンセンスなど
実は他にも・・・
イメージは伝わったでしょうか。。。
実はこの分類は「精油」「アロマオイル」を大きく分類した際のものになります。
皆さんも香水などでマリンノート・レザーノート・フゼアノートなどなど、今回は出なかった言葉を聞いたことないでしょうか。
現代では「化学香料」という、人工的に作られた香りも多く存在し、これらが入るともっともっと香りの表現は複雑になります。
ただ、それらの複雑な香りも今回ご紹介したどれか(もしくは複数)に分類できますので、基本的にはこれで大きなイメージが伝わります。
話し出すと長くなってしまうので、複雑な香りの種類についてはまた後日別の記事で紹介したいと思います!笑
化学香料については別の記事ご紹介しているので、気になる方は読んでみてください!
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アロマにはからだに働く様々な効能があることが研究で少しずつ明らかになっています。
メディカルアロマ検定は、その基礎知識を統合医学などの面から身につけることができる資格。
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いつでもどこでも自分のペースで勉強できるオンライン講座もあり、資格受検もオンラインでいつでも受験可能です。
新たなことへのチャレンジとして、ぜひ参考にしてみてください!
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は香りの表現という「言葉では難しい」ことについてご紹介しました。
香りの感じ方は人それぞれですが、今回ご紹介したおおまかな分類のイメージで伝えることで、少しでも他の人に香りが伝わる手助けになれば幸いです。
「この香りを誰かに共有して伝えたい!」という時はぜひ参考にしてみてください!
ではまた!
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