初めてでも簡単!どこにでも持ち運べるアロマスプレーの作り方と使い方

Fragrance

こんにちは!香りの処方せんブログです。

今回はアロマオイルに一手間加えるだけでどこにでも持ち運べる、「アロマスプレー」の作り方をご紹介します。

基本的な作り方はもちろん、最後にオススメの香りも少しだけご紹介しています。

身の回りのアイテムをふんわりいい匂いにしたい方や、香りが好きだけど仕事や学校に香水をつけていくのはちょっと、、、というあなた。

アロマスプレーはまわりに迷惑をかけることなく「いい匂いの人」に早変わりできる、まさに魔法のアイテムです!




アロマスプレーの使い方とメリット

今回は先に使い方と注意点からサッと説明しちゃいます!

アロマスプレーはわかりやすく言うと、香りのミストです。

「肌」に直接つける香水とは違い、衣服やハンカチなど「身の回り」のものをいい香りにしてくれるアイテムです。

香水と比べて香りが控えめでほんのりと香るため、シーンを選ばず使用しやすいのが強みです。

外食後や運動後などの衣服に付いたにおいが気になる時に、空中に数プッシュしたミストをくぐる使い方がオススメ。

香水は香りがきつく苦手な人でも、アロマスプレーは比較的自然で柔らかい香りがするので、気にせず使いやすいのが特徴です。

使用時の注意点!

3点だけ注意点!

手作りで専門家が作ったわけではない天然香料のアロマスプレーをお肌に直接振りかけると、お肌のトラブルの原因になることがあるので注意!!

また、直接衣服にかけてしまうとシミになったり、香りが一箇所に集中してしまうので、まんべんなく香りをまとえるよう空中のミストをくぐるようにしましょう。

赤ちゃんやペットがいる家庭では、大人より敏感なことが多いので様子を見て使ってあげてくださいね!

必要な材料と道具を用意しよう!

材料はそこまで多くありません。

・アロマオイル
・無水エタノール
・精製水

これだけでアロマスプレーが作れます!

アロマオイルを買ったことがない方は、下の記事を参考にまずは買うところからスタートしてみてください!

無水エタノール精製水は聞き慣れない方もいるかと思いますが、どちらもドラッグストアやネットなどで販売されています。

↓こんな感じのやつらです。

また、道具としては目盛付きのガラスビーカーメスシリンダーさえあれば最低限問題ありません。

こちらもネットで比較的安価で購入できます。

混ぜるのにガラス棒などもあればいいですが、今回は簡単に作りたいので割りばしなどでOKです。

※できれば使い捨てのものの方が安心!




作り方はとても簡単♪

材料と道具の準備が整ったので、実際に作っていきましょう!

アロマオイル濃度を決めよう!

まずは作りたい分量に対してアロマオイル・無水エタノール・精製水の割合を決めていきます。

ここでは、「アロマオイル濃度が全体の何%になるか」を考えて割合を決めるようにしましょう。

アロマオイルの分量に対して無水エタノールは約10倍、残りが精製水という順番になります。

作者オススメの割合は「アロマオイル濃度2%」ですが、もっと濃度を上げるとその分香りは強くなります。

ただ、1%以上の濃度で調合する際は肌に直接かけないように十分注意して使用しましょう。

「アロマオイル濃度2%」だと、「アロマオイル:無水エタノール:精製水=2:20:78」の割合となります。

少し計算が面倒くさいですが、30mlのスプレーを作るなら

・アロマオイル0.6ml(12滴)
・無水エタノール6ml
・精製水23.4ml

となります。

アロマオイルの瓶は基本的に1滴ずつポタポタと垂れる「ドロッパー」と呼ばれるヘッドパーツがついていて、1滴を約0.05mlとして計算します。

また、精製水はアロマオイルを薄めるため、無水エタノールはアロマオイルと精製水をなじませるためのものなので、分量はそこまでシビアにならなくても大丈夫です!

この分量を決めるところまでできればほぼ完成。あとは混ぜて容器に入れるだけです。

分量を間違えないように…

無水エタノール→アロマオイル→精製水の順番で、目盛付きの容器で分量を測りながら入れて混ぜれば完成です。

先ほども言いましたが、アロマオイル以外の分量は正直言ってあまりシビアに考えなくて大丈夫です!

無水エタノールを入れすぎると使用時アルコール消毒のような香りがする、程度で覚えておいてもらうといいと思います。

ただし、アロマオイルの分量混ぜる順番は必ず守るようにしましょう。

ここでのキモは、最後に精製水を入れるという順番です。

「アロマオイルはオイルなので、本当は水で薄めたいけどあまり溶けないから、どちらにもよく溶けるエタノールを使う」

という考え方なので、先に精製水を入れてしまうと、あとからエタノールを入れても表面にアロマオイルが溜まって十分に混ざらないことがあります。

それさえ守っていれば、他は特に気にしなくて大丈夫です!

容器はどれがオススメ?

アロマオイルは香り成分が凝縮されたものなので、人体にとって原液は刺激物です。

空気に触れることで酸化することもあるため、必ずガラスの容器に入れるようにしましょう。

短い時間であれば百均のプラスチック容器などでも問題ありませんが、長時間(1日以上)入れることを考えるとガラス製の方が間違いがありません。

また日光などの紫外線に弱いものもあるので、透明ではない遮光瓶がオススメです。

こちらはバッグの中などで直射日光が当たらなければそこまでシビアに考えなくても大丈夫ですが、念のため遮光瓶にした方が品質は落ちにくいです。

今回作るのはアロマスプレーなので、ヘッドパーツはスプレー噴霧タイプのものを選びましょう。

「無印良品」などでアトマイザーという名前で販売されていますし、最近は百均でもたまにガラス製の容器を見かけます。

また、ネットショップではかなりオシャレで高見えなものも販売されているので、こだわる方はこちらも要チェックです。

香りはどれがオススメ?

アロマスプレーの香りのもととなるのはアロマオイル。

そのアロマオイルは種類が豊富過ぎて選ぶのが難しいですよね。

今回は私的にこのタイミングはこの香り!ということを少しだけご紹介します。

初めてで失敗したくない!という人は、別記事で初めての人におすすめの香りや、アロマの効能について紹介しています!

気分の上がる香り

・ベルガモット

柑橘系と言えばこれ、という香り。
他の柑橘系と比べて少し甘めで上品な奥ゆかしさがあるのが特徴です。

爽やかな印象の中に上品さを演出してくれ、頭がスッキリとして気分が上がります!

・ローズゼラニウム

名前だけでなく香りも華やかなフローラル系の香り。
フローラルでありながら奥の方にグリーンな香りもして、まるでブレンドしたような香りの奥行きを楽しむことのできる香料です。

お花畑の中心にいるようなとても柔らかい香りで、ルンルン気分になること間違いなし!




心が落ち着く香り

・ジャスミン

香料の中でも有名で、オリエンタルで少しスパイシーな香り。
芳醇で深みのある香りは一度知ればクセになり、少し官能的な印象を与えてくれる大人の香りとなっています。

アジアンスパを受けながらゆったりとした時間を過ごしているような、リラックスした気分を味わうことができます。

高級香料のため値段がかなりするので、キャリアオイル等で希釈されたものが一般的に販売されています。

中には完全なエッセンシャルオイルもありますが、希釈されたものでも香りは濃厚で使用感・満足感としては全く問題ありません。

・パイン

アロマを知っている人は一度は嗅いだことのある、ウッディー系の香り。
ウッディー系の香料に多い鼻に抜けるツンとしたハーブ調の香りが少なく、純粋な「木」に近い香りを楽しむことができます。

森の中で森林浴をしているかのような自然な香りで、目を閉じて香ると心が落ち着きます。

パインはマツ科の木で、同じ木でも産地やブランドによって名前が変わり「レッドパイン」「シベリアパイン」「スコッチパイン」などがあります。

様々なパインの中からお気に入りのパインを探すのも、一つの楽しみ方としてありかもしれません。

オシャレな香り

・ローズ

一番の高級香料と言っても過言ではないフローラルの代表の香り。
バラの種類だけでなく抽出方法によっても香りが分かれていますが、とにかくどれも華やかなのが特徴です。

はるか昔より貴族や女王といった身分の高い人がこぞって使用していたそうで、単体ではもちろん組み合わせてもその空間自体を華やかにしてくれるまさに「完璧」な香りです。

こちらもジャスミン同様、希釈されたものでも満足できるかと思います、というか希釈されたものでないと購入できないくらい高いです。。

・アイリス

作者一番のオススメであり、石鹸のような清潔感のある優しい香り。
ローズが昼・赤だとすると、アイリスは夜・青といった別の面で主役を担うことができるような特徴を持つ香りです。

天然香料の中では珍しいソーピーな香りは他の人とも被ることが少なく、晴れの日はもちろん雨の日にこそ引き立つオシャレな香りです。

「イリス」「オリス」とも呼ばれますが取り扱っているブランド自体が少なく、市場にもあまり出回っていないため少し高価です。。(ローズほどではありませんが…)

まとめ

今回は魔法のアイテム「アロマスプレー」の作り方をご紹介しました!

比較的安価で作れて、持ち運びにもかさばらないってかなり優秀ですよね。

慣れてきたら数種類のアロマオイルをブレンドして、自分だけのアロマスプレーを作ってみるのもいいかもしれません。

自然な香りを着こなせるアロマスプレー、ぜひ手作りしてみてはいかがでしょうか。

ではまた!

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